パニック障害の君と、君の大切な家族へ~
【パニック障害】昨今、芸能人の方が発症したりでニュースやネットでも目にするワードですね、
先日、社会福祉、ソーシャルワーカー、心理カウンセリングのお仕事されている松永さんが髪切りに来ていただいた時に色々お話させていただき、
僕が治す事は出来ませんが、悩んでる本人や家族、友人、恋人がパニック障害の人達に
自分の体験談や今、社会人として生きていけてる事など
少し伝えられる事があればと思い文章を書いてみます。
はじめましての方もそうでない方もあらためまして
熊本で美容師をしています、
今村 寿宏(イマムラ トシヒロ)と申します、
今年で37歳、美容師歴でいうと16年になります。
たまにお客様とも話すのですが、
僕は【パニック障害】でした。
(今では症状が出る事はほとんどないので治っているかもしれませんが、
あの感覚を忘れる事もなくたまに、知らない場所や緊張が続いていると、少し調子悪くなるので完治したとは思っていません)
今から18年、19年前?くらい
僕は高校2年生の時に今で言う【パニック障害】というものが発症しました。
高校のテストを受けている時です。
前日に友達の家に泊まり、どうしても今回のテストはいい点数をとらないと赤点で追試か補講受けないといけない状況で、勉強してたか友達とワイワイしながらちゃんと眠らず、僕は徹夜してしまいそのままテストに向かいました。
いつもの校舎、
いつもの教室に入り、
いつも通りのテスト、
寝てなかったのでなんとなく体調が悪い感じがしていたの、
「絶対点数とらなきゃ!」という緊張感……
テストがはじまり、その点数をとらないといけない科目になり、
僕の心はおかしくなりました。
心臓がドキドキし、動悸?と共に急に吐き気にも襲われ、
このまま吐いてしまいそう、トイレ(おしっこ)が漏れてしまいそう、
ありとあらゆる気持ち悪さと、なんとも言い表せない恐怖感に見舞われ、
先生にトイレに行かせてもらいました。
その時に、退出するともうテストに戻れず、そこまでの回答で採点だが大丈夫か?と聞かれました。
もう僕はかつてない恐怖感に襲われていたので、
とりあえずトイレで吐いて、おしっこもして、安心したいと思い退出しました。
トイレに行く途中、どんどんさっきまでの動悸、吐き気、尿意、がなくなっていきました。
「あれ?…普通通り?」
その日から僕はその感覚【パニック障害】を抱えながら生活していくことになりました。
その感覚を思い出してしまうと、気持ち悪さと恐怖感が耐えられず死にたいと思う時もありました。
当時は【パニック障害】という言葉や病気の事も知ることもなかったし
ただ、自分の心が弱く、人と違っておかしいものだと思い、
誰にも相談できなかったし、気分悪いとしか伝え方がわかりませんでした。
僕の場合、抜け出せない状況
学校の授業中や全校集会、公共の乗り物や、トイレがない状況で発症していました。
もっと症状がきつかったり、発症頻度が高い方もいるだろし、ホントに人それぞれ感覚が違うので
何かこういった感覚がある方は、
ソーシャルワーカーさんに相談したり、今は飲み薬で抑えたりもできるらしいので病院に行くことも大切だと思います。
当時の僕は、その感覚がない時は普通通りに生活できていました。
授業中でも大丈夫な時もあり、発症してもなんとか我慢しながら1時間1時間こなしていけたり
本当は校則でダメなんですが、アルバイトもしていました。
高校の同級生と久しぶりに話したりすると
「今村くんってよく寝てたよね~」
って言われるし、あまりワイワイ遊ぶほうじゃなくてよく寝てるイメージだったらしく
でも、あの時僕は寝てたんじゃなくて、
パニックになっているのをぐっと我慢してたり、なるべく考えないようにしようと
寝よう寝ようと思ってふさぎ込んでいたりしていたんです。
高校から美容学校に進学し、高2から約4年間はその心の部分では自分でもどうしようも出来ずつらかったし
どうやって死のうかな~とかも考えてしまってました。
僕が【パニック障害】を発症した後、なんとかやってこれた要因として一つ
社会と常に繋がっていたこと、
発症する時しない時の環境がなんとなく分かった事
高校時代からアルバイトでピザの配達をしていたのですが
アルバイト中、もっと具体的言うと
ピザの配達中、バイクを運転していると集中しているのと
仕事の流れや配達先やどうやって効率よくかたずけてスムーズに終わらせるか等
仕事に集中していたらパニックにならずに通常通りに生活できていたのです。
なので高校時代は週5以上はシフトに入り、もちろん体力的にきつかったですが
パニックに陥る学校に通う事より、
充実しこれなら所得も得て生きていけるという感覚も発見できました。
そのままピザ宅配会社へ就職という道も考えましたが、
やりたい仕事として髪を切る仕事をしたいと少しずつ思っていました。
今の30代後半、僕らの世代はテレビでカリスマ美容師、木村拓哉さんのドラマ「ビューティフルライフ」などを見て育った世代なので、テレビの影響でとか、実家が美容室でとかが同級生ではほとんだったと思いますが
僕の場合、ちょっと変わっていて
このパニック障害を発症してから髪を切りに行って抜け出せない状況になる事が怖く
あとは、近所の床屋さんしかいったことがなく、髪切り行ってもなんとなく思ったようにならないのと
切ってもらう人に話しかけられたりすることも異常に苦手で
いわゆるコミュ障、コミュニケーション障害ってやつなので
高校の頭髪検査の前に友達が持っていたスキバサミでばさばさ自分の髪を切り
「あ、俺けっこういけるじゃん!」って勘違いして
美容学校に進学し、今美容師としてやっていけてます。
その当時パニックにもならず自分で髪切ったりしてなかったら美容師になっていなかったかもしれないので
今となってはよかったのかなぁ~とも思います。
美容学校に進学しても【パニック障害】が発症する事はかわらず
学科の授業中、いわゆる教室で座って授業を受ける時には相変わらず発症し、
でも実技になると作業に集中出来て大丈夫だったので
なんとなく自己分析し、自分はなにかしらの作業をできていればこのつらい感覚はなくやっていけると感じ
美容師として就職し、やるなら東京に行きたいという夢もあったので
東京に行きました。
そして、毎日の満員電車、朝から晩まで仕事、練習、
肉体的にはハードでしたが、毎日同じルーティンをこなす事によるのと
パニックになったら、どうにかいったんその状況から抜け出すという事を、自然に身に着けていき
徐々に発症しないようになっていき、今にいたります。
僕の場合高校の後半からと美容学校、就職と自分でも選択する事が出来て、
「こういう状況になったらおかしくなる」というのがなんとなくわかって、耐えてこれましたが
もっと小さい時から【パニック障害】を抱え、苦しんでいる子達もたくさんいるとお聞きし
僕の体験から伝えたい事がありブログに書いてみました
家族や大切な人が【パニック障害】の方へ、
直接本人が自分の苦しみや状況を説明するのは難しく、(僕も10年以上経った今だから、自分の状況を理解し人に伝えたり話す事が出来るようになりましたが)
それでも無理にその事について話すんではなく、空気のように普段の生活で理解することを心がけ、無理はさせず、出来ることを一緒に少しずつ探してあげてください。
その時、本人は「つらい、苦しい、死にたい」と必ずポジティブにはなれないと思います。
もしかするとそのことで重荷になり、
離れたくなるかもしれません。
それでも否定せず、受け入れ
ささえてあげてください。
学校に行く、仕事する、外に出る、家族と話す、クラスメイトと話す、先生と話す、など
こういった一般的な社会性、僕はここは無理してつながらなくても良いんじゃないかと思います。
正しいかどうかわかりませんが、学校に行きたくない、行けないなら家にずっと居てもいいと思います。
家の中で出来る事を探しましょう、引きこもってゲームでもいいんです。
今のゲームはオンラインで出来たり、そこでのコミュニケーションがあり、そこに一つの社会が成りたっているのです。
そこから、勉強し高卒認定や大学受験、大学すら通信課程で勉強できる時代だし
ゲームを作る会社に就職する事が目標になるかもしれないし、在宅でもプログラミングの仕事で生活できるようになれるかもしれませんし
無理に【パニック障害】を克服しようとさせるんではなく、受け入れて、そこから出来る事や楽しみをちょっとずつ探していきましょう!
少しだけ、1時間でも外に出れるようだったらお散歩してコンビニでちょっとお買いものだけでもいいんです。
家庭の中での社会をつくっていいし、学校以外での社会との繋がりでもいいし、
何か生活しながら大丈夫な事、出来る事をやりましょう!!
そして、【パニック障害】の君へ~
君がつらく苦しい事は、僕には分かる
僕も多少なりとも経験してきて、なんとかちょっとずつ発症していかなくなれたんだ。
家に居ることは出来る?
ご飯食べれる?
夜眠れる?
この3つが出来るなら、またちょっとずつやれる事を増やしていこうよ!
ゲーム、インターネット、youtube、
暇つぶし?なんでもいいんだよ
そして、体が動かせるならちょっと自分の周り掃除してみたり
お風呂掃除してみたり、自分が食べた食器洗ってみたり
お母さんの料理一緒にやってみたり
なんでもいいんだ、
いろんな人に怒られるかもしれないけど
学校なんて行けなくてもいいし、色んな事から逃げ出してもいい
僕だっていわゆる傍から見ればメンヘラって感じだし
未だに「もう仕事辞めたい」「なんもしたくない」「どこにも行きたくない」ってしょっちゅう言ってるし
それでも僕の周りの人たち、
美容室に来てくれるお客様や自分の上司はやさしく支えてくれて
社会との繋がり持ち、生きていけてるんだ。
パニック障害?コミュ障?メンヘラ? 多分そんなのなんでも大丈夫!!
コミュ障ならコミュ障専門の美容室作っちゃえばいいし、
パニック障害の人だけ入れるご飯屋さんとか作っちゃてもいいんだよ!
やれる事やって少し違う事なんか思いついたら周りの人にそれを話してみるといいかもね!!
まあ、僕も完全にパニック障害が治ったとも思ってないけど
これを受け入れて、話したりすることは出来るから
もしたまたまでも僕のブログ読んでくれたなら、いつか髪切りに来てさ、
「あ~あの時パニック障害で~」って笑いながら話そうよ!!!!
無理しないで、生きていこうね★
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